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キャラメル横丁 -> 突撃メーカーさんPart1<第3回>梅田製菓

突撃メーカーさん(Part1)


第3回
梅田製菓(株)  名古屋市西区栄生2-1-19


花串カステラの製造メーカーも現在は、名古屋に残っている数件だとか。その中のひとつ、明治からの歴史を持つ直系の老舗、梅田製菓におじゃましました。専用の機械で流れるように作られる花串カステラと、工場内に漂う甘いホットケーキのような香りの中、梅田社長にお話を聞きました。

●花串カステラのなが〜〜い歴史

キャラメル記者(以降キャラに省略)「梅田製菓の創業はいつごろですか?」
社長:「昭和15年におやじが個人で始めて、昭和36年に株式に、昭和46年に私の代になりました。花串カステラの発祥は名古屋で創始者は美濃鎌という屋号のところで、その親方の弟子の弟子がうちのおやじになります。そういう流れでいえば私で4代目ということになりますかね。花串カステラは発祥当時からほとんど今と同じ形です。花串というのは、花に似た型に生地を落として焼くから花串カステラというんですね。この型は他のメーカーもみんな同じようなものです。今、花串を作っているメーカーは名古屋で6軒くらいあります。以前は多かったんですが減ってきましたね。大きい小さいの差はおとす生地の量で変わっているだけです。」


●花串カステラの作り方

キャラ:
「花串カステラの作り方に秘訣などはありますか?」
社長:「材料は小麦粉と砂糖と卵をだいたい三等割りで作ってますが、これも夏と冬によって割合を変えてます。水飴もちょこっと入りますけど。基本はほとんど長崎カステラと一緒なんだわ。割合を変えて水分を抜いて日持ちがするようにしてるんです。各メーカーの違いは釜の問題もありますけど、この割合だけですね。花串とともにジャンボリングも日持ちがするように夏場は強く焼いてるんです。これなんか、冬場はもっと白くなりますよ。うちはトンネル釜で、180度から200度くらいで焼いてます。」


1. 原料の卵がたくさん

2. これがカステラの生地

3. 生地を型に落として

4. 上から串をおいて

5. 釜で焼かれて

6. 焼けたら型からはずす

7. 砂糖をまぶして

8. 包装工程へ

9. 箱に詰められる

●親子あてでもある花串カステラ

キャラ:「梅田製菓のジャンボリングというのはあまり見かけませんが…。」
社長:「これは主に当てもんで出してるんですよ。ドーナツ当てといって、ジャンボリングが大当たりですね。最近は当てもんの種類も減ってきてるみたいですけど。」


●今は亡きマボロシの花串カステラの兄弟

キャラ:「花串カステラはいろいろアレンジができそうな気がするんですけど、チョコ花串とかコーヒー花串とか…。」
社長:「10年くらい前になるかな。生地の中にチョコを入れた花串を作ったことがあります。それから本来の花串にチョコをコーティングしたものも作りましたね。今でもナガイさんがバナヤンとかでチョコがけのカステラを作ってますよ。チョコが溶けない冬場だけの商品だけど。型を変えたこともあったんだけど、一時は売れても長続きしないんだよ。物珍しさだけではだめだね。結局、定番だけが今残ってます。」


●メーカーみんなが助け合い関係

キャラ:「花串カステラのメーカー間の競争関係なんてあるんですか?」
社長:「注文が間に合わない時は、問屋さんは他のメーカーさんのものを納めることがあります。基本的に型は一緒なのであんまり外観が変わらないんですよ。花串は手作業だから注文に間に合わないことがあるんですが、そういう時は他のメーカーさんのものでも型が似ているからそういうことができるんです。だから同業メーカーとの競争みたいなことも花串メーカーでは皆無ですね。手仕事だからどこかが独占するほど大量生産できないんです。花串は卵を入れるお菓子なんで、夏は日持ちの関係で冬場の7割程度に生産が落ちます。花串は盆過ぎから春先までの冬場の商品ですね。結局、卵が入ってるからカビやすいという問題があるんですよ。うちと小牧のナガイさんが6メーカーの中でもトンネル釜とか連続釜といった機械で焼いてますので比較的大量生産できますが、その他のメーカーさんは差し釜を使ってます。ナガイさんところも美濃鎌の系列ですよ。美濃鎌の弟子が6人くらいいたらしくて、今残ってるのはうちとナガイさんとこくらいかな。現在ある他のメーカーは、うちから出たりしてます。花串は、冬場は90日くらい日持ちします。1日の生産量は1万2千本から1万5千本くらいですね。」



花串カステラも駄菓子屋では代表的なアイテムのひとつ。だんご感覚で手に持ってアウトドアで食べられるカステラとして、今後も食べていきたいですね。おなかの持ちもいいですし…。

(取材日 1998.8.29)


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